2023年7月30日

鶴見川鴨居河川敷の植物観察写真集

写真集作成をするにあたり


それは2022年4月にクルミが原で観察会を行いその記録として作ったのがきっかけでした。
その後、草花の楽しい経過が観察され毎月の記録に至りました。
植物の名前を憶えてもらう目的ではなく、ただ通り過ぎている所に余りにも多くの種類の草花が咲いており、何もしなくてもこの自然は保てるものなのかという危機感を持つようになりました。
それを皆さまにも伝えられるのではないかという思いで作成しました。

クルミが原と名付けたところは2020年夏には花粉症原因ともなるオオブタクサ、アレチウリ、カナグラム、それにクズなどが生い茂り、立ち入る事を憚られるような状態でした。
2020年からそれら害草との戦いで、2022年2月に本格的に手入れを始めたクルミが原は見違えるほど素敵な場所になりました。本来河川敷に好ましいオギ原の維持及び復活のため冬場も活動は続きます。
多種多様な植物がある事は、それは人間にとってだけではなく鳥や小動物のためにもなっている共存の世界を保つ事です。
植物の事を考えるだけでなく、草を刈って露になった所にマイクロプラスチックゴミを沢山発見しました。
それは遠い海の話、魚たちの事と思われがちですが、紫外線などで破壊され微小化したマイクロプラスチックゴミは土に還るものではなく、空中にしっかりと生き物への脅威をまき散らしているのです。
埋もれたマイクロプラスチックゴミの回収も根気のいる仕事ですが害草退治と共に我々が「自然を守る」上でできる必要な事だと思っています。

                       2023年6月
                      長久保 真里(文責)

7月27日タウンニュース緑区版に、この冊子が紹介されました。
  https://www.townnews.co.jp/0102/2023/07/27/689581.html


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8月10日まで先着10名様にお配りします。

   hashimoto226@b03.itscom.net 橋本宛にお願いします